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美少女(♂)秀吉のある日の苦悩 最終回

2010年07月23日 01:12

どうも、お久しぶりです星崎です。
ようやく皆さんにお届けすることが出来ます。
「美少女(♂)秀吉のある日の苦悩」最終回。
お待たせしてすみませんでした。

そして短いのか長いのかイマイチよくわからない連載(?)でしたが、これで一つの区切りとさせていただきます。

今現在、僕のリアルライフが人生最大の忙しさをみせているので、続編的なものをもし期待していただける方がいても、公開にいたることはないと思います。

でもまあ、もしも万が一期待してくれるという方がいるとしたら。
全て上手くいけば、またちょっぴり長いお話を書いていこうと思います。

構想的な何かはあるにはあるので、もしやるなら次はもうちょっと練ってからにしたいですね(苦笑
見切り発車でやると今回みたいなことになr───

ま、今のところはできても短編になるかと思います。
これはほぼ確実ですので、会話中の一つの話ではなく、まあお知らせ的なものととらえていただいてOKです;;
いくらか東方寄りになるかなぁ、とも。
もちろん、バカテスもありますけどね!
これら全て、期待せずに待っていただけたくらいが、双方共にちょうどいいんじゃないかなぁw



さてさて、それでは。
ブログ初公開の長編がようやく終わります。なんとなくこれ書いてると感慨的なものも湧いてきますね。なんとなくですが(ぁ
こんなぐだぐだな話についてきていただいて、皆さん本当にありがとうございます!
拍手してくれる方とかも、見てくださっている方がいるんだなぁ、と実感できて嬉しい限りです。



───と、ここまで来ておいて言いたくないんですが。
最初に言ったとおり、本作品見切り発車品なので自分でばらまいた伏線回収できないという最悪の事態が発生しています(滝汗
というかね、いつ書いたかもわからないネタ帳を見たんだけどね、意味わかんないんだw
え?何故?っていうか何の意味があるのそれ………───って感じ……かな
というわけでせっかくの最終回に入れるのにふさわしくないというか、綺麗にはまらないので今回もうばっさり忘れることにしちゃいました!すみませんっ!



さて………お知らせもしたし、今の感想も言ったし、言い訳も言ったし(殴
もう言うことはないかな!

あ、感想とかも変わらずばしばし募集中です!
拍手、コメント、その他いろいろ、お気軽にどうぞ!


それでは皆さん!
美少女(♂)秀吉のある日の苦悩最終回!
楽しんでいただければ幸いですっ
ではでは~










「ねえ、雄二………すごいよ。夕日がこんなに近くに見える」

「ああ、そうだな明久………。このまま夕日と一体となって溶けてしまいそうだな」

「………もう少しで、手が届く………」

「ああ、もう少しだ………頑張るんだムッツリーニ………」

「僕も負けないよ………きっと……あそこまでたどり着けるさ………!」

「………誰が先に行けるか、競走」

「明久なんかに負けてたまるかよ!俺が一番先についてやるさ………」

「僕が雄二に負けたことなんてないy「いや、結構あるじゃろ」よ!絶対に雄二なんかには負けない………」

「………俺を忘れてもらっては困る」

「誰が忘れるもんか!なあ明久」

「うん、僕らは仲間のことを一生忘れないよ………だから、そう」





「「「秀吉もおいでよ!!!」」」




「絶対に行かんからの」

 お主らが行こうとしているところは俗に天国と呼ばれているところであろう。

「ほれ、もう一回行くぞい」

 向こうで姫路たちが呼んでおるじゃろ。

「い……嫌だ……いきたくないよ…………」

「大丈夫じゃ、もう逝くことはないはずじゃ」

 ほら、あの笑顔を見るがいいぞい。…………こういうと何故か逆に不安なのじゃが、いやいや、本当にいい笑顔
じゃぞ?………ダメじゃ、これも不安ばかりあおるのう。

 え~っと…………うん、苦笑混じりというか普通の笑顔じゃ。

 まあ、問題はこっちだけじゃのう。

「………あれは罠」

「ああ、あれはやべえぞ…………」

「秀吉、やっぱり一緒にこっちにこようよ」

 悲壮な表情でどこかを見つめる友人3人。

 ………まあ、気が済むまでやらせておけばいいかもしれんの。

「気が済んだら戻ってくるのじゃぞ~」

 母上、不肖秀吉は、友人の死に際にも泰然といられる立派な男に育ちました。








 
     美少女(♂)秀吉のある日の苦悩 最終回



 



 どうもこんにちはなのじゃ。男の中の男、もしくは漢、秀吉じゃ。

 本日、友人たちのどうでもいい修羅場により観覧車に3回乗ることなったのじゃがうん、まあどうでもいいのう。

 ………いや、本当にどうでもいいのじゃが。

 原因はさっきの覗き(未遂)と集団行動を乱した(現行犯)ことじゃが。それ以上も以下でもないぞい。

 それで、一周分この世の地獄のような折檻が行われ、次の一周は普通に友人たちとの空の旅を楽しむというわけ
じゃ。

 『観覧車=アイアンメイデン』という明久の言葉は今でも頭に残っておるのじゃ。まあ普通に明日学校に行ってしまえば忘れてしまうような気もするのじゃが。

 何でかって?別に言葉のインパクトが弱かったわけじゃないぞい。ただ、同じようなことが何度もあるじゃろう
な~、と思うだけで。

 そして今がその3回目の真っ最中というわけなのじゃ。

「お~、すごい景色だね。やっぱ観覧車はゆっくり景色を観ないとね」

 明久が子供のように目を輝かせて外を見ておる。観覧車に始めて乗ったわけでもあるまいに―――というか既に
今日二回乗っているのに―――ここまで楽しそうに景色を楽しめるのは今友人たちと一緒にいる、という特別な感
覚からかもしれんの。

「何よアキ。その言い方だとウチらが悪いみたいじゃない」

「それはいけませんよ明久くん。悪いのは明久くんなんですからね」

「そうよ、見ず知らずの女の人にデレデレしちゃって!まるで変態よ、アキたちったら」

「えっ、いや、そんなことは―――」

「それとも―――」

 言い訳をしようとした明久にかぶせるように姫路が呟く。そしてすっと目を細めて、それと同時に隣にいる島田
も同じように目つきを冷たくして………あれ、何か急に寒くなってきたような気がするのじゃが。

「明久君にはまだまだ」

「あれくらいじゃお仕置きが」

「「タリナカッタノカシラ?」」



 『ぜったいれいど』―――相手を一撃でひんしにする。



 ……いかん、わけのわからないことが頭を過ぎる程度にはワシもプレッシャーを受けておるようじゃ。というか
ワシは全然やましいことはしておらんのにここまでの重圧を感じるとはどういうことなんじゃろうか。

「………ごめんなさい」

 まあ、それが妥当な選択じゃろうな。

「……というかですね、明久君」

「ほえ?なに?」

「もう何回も観覧車に乗ってるのにその反応はちょっと新鮮すぎじゃあありませんか?」

「え、そうかな?」

「はい、そうです。もしかして、の話なんですが、今まで乗った観覧車ではずっといやらしいことを考えていて、
今みたいにゆっくり景色を観たことがなかった~、なんてこと言いませんよね?」

「今日はもう三回目だもんね、アキ」

「いや、一回目はともかく二回目は美波たちが怖すぎて―――いえ、すみません。何でもありません」

 座席に座りながら出来る限り深い礼をする明久。

 それにしても、あまりにもしっくりきすぎていて、さっきまで考えていたことを全て破棄して、代わりにただの
変態のレッテルに差し替えたいくらいじゃ。………というかもしや図星じゃあるまいな?

「で、でもホントにそんなんじゃなくってね、その……なんていうか改めて言うのは恥ずかしいんだけど……」

「な、何ですか?」

「やっぱり、こんなに仲のいい友達と乗ることってそうないからさ。楽しくなっちゃって」

「そう……ですか」

 一瞬複雑そうな顔をした姫路と島田じゃったが、次の瞬間にはそんなマイナスな感情は吹き飛ばした。

「ま、そう言うなら許してあげるわ。嬉しくないわけじゃないしね」

 そう言って、にこりと笑う。

 島田の隣で姫路も。

 そして、もちろんワシも。

 島田と姫路には悪いが、ワシはただ純粋に嬉しくてたまらなかった。

「そうだ!さっきも雄二たちと撮ったんだけど……記念写真撮らない?」

「記念写真って……何のですか?」

「え?え~っと…………観覧車乗った、記念……?」

「何で聞くのよ……っていうか何よそれ………?」

「まあ明久じゃしな、ただの思い付きじゃろうて」

「でも悪くない案ですし……せっかくなので撮りましょう」

「ウチは別に全然いいけど……っていうかアキ、カメラなんか持ってるの?ウチの携帯はあんまり画質が……」

「ああ、うん。実はムッツリーニに貸してもらってて……ほら」

 そう言って荷物の中からカメラを取り出す明久。

 なんとなく微妙な表情でそれを見つめる姫路と島田。

 そして、晴れやかな笑顔で言った。

「あとで検閲ですね、美波ちゃん」

「そうね、瑞希」

「え!なんで!?」

 驚く明久。

「じゃあ、写真撮りましょうか」

「うんっ」

 明久の言葉を聞く気はないようじゃった。

 まあ苦笑しているワシも、明久に味方することなく、どういう風に座って写ろうか試行錯誤する二人に加わるの
じゃがな。

 まあ明久も楽しそうに笑っておることじゃし。

 


 程なくして、タイマーをセットし終わった明久が、ワシらのほうへと寄り、タイマーの点滅が徐々に早まってい
き……この緊張感ともつかない奇妙な感じは長くは続かず。

 パシャっ、と軽い音がゴンドラ内に響いた。

 写真の出来を確認する明久。

 笑顔のまま座席に改めて座りなおす姫路と島田。

 そしてワシはというと、外を見た。

 幾度となく観たことのある日暮れの瞬間が、ここまでキラキラしたものに見えるのは、きっと、観覧車からだか
ら、というわけではなく。

 きっと、この瞬間のおかげなのじゃろうと思う。

 これは、そんな贅沢な景色。

 ゆっくりと上昇する観覧車は、その瞬間を永遠に変えるかのようじゃった。

 そう、その場の光景を永遠に残せるものがカメラならば。

 この、今、を永遠に覚えさせてくれるのが、ここなのじゃろう。

 なーんて、気取りすぎかもしれんがの。

 そう思うと、少し微笑がこぼれた。








 ☆☆☆






「なんかあっという間だったような気がするのう」

 帰りのバスに乗りながら思う。

 窓から外を見ると、もう真っ暗で高速で通り過ぎる街灯の光しか見えなくなっている。

 首を巡らせてみると友人たちの眠り顔が目に入る。

 いくら元気なこやつらといえども、一日中はしゃいだり(折られたり捻られたり殴られたり)すれば疲れるもの
みたいじゃのう。

 今日一日、怒涛の勢いで騒いでいたとは思えん寝顔じゃ。まあ、寝顔くらいは静かなものでないとな。

 それにしても………今日はなんとなくいろいろあったような気がするのじゃ。

 一週間にいつも必ず巡ってくる休日にふらりと舞い込んだちょっとした非日常。

 でもそれが、そのたった一日の小旅行が、ワシに日常を―――非日常が―――教えてくれたように思えるのじ
ゃ。

 思えば、男女だのを気にして最初は遊びに行く、という気分ではなかったのう。まったく、もったいないことじ
ゃ。

 そう、もうすでにそんなことは関係ないのじゃ。

 外見についてワシがどう思おうと、そしてどう思われようと、ワシにとってこやつらが大切な友人であることに
変わりはないのじゃ。

 きっと、ワシだけの一方通行な想いではないと信じておる。

 そして、そのことの前では、性別など些細な問題じゃ。

 

 それに気づかせてくれたのは、島田と姫路。

 この二人は明久への好意と、日常を楽しむことは別……いや、割り切っておったというか、なるようになるとい
うか……少なくとも、こだわっていなかったのは確かなのじゃ。

 お化け屋敷でも、観覧車でも。

 あの二人は、明久への好意と、あの時間を楽しむことを天秤にかけることすらしなかったのじゃ。そう、それは
いい意味で。

 何故ならばそんなことは関係がないから。

 楽しければそれでいいのじゃ。

 何か確かなものがあればそれでいいのじゃ。

 例えば、皆はかけがえのない友人であるということ。

 島田と姫路に限って言えば、明久が好きじゃということ。

 そのことを強く思ってさえおれば、きっと毎日を幸せにすごすことが出来るのじゃ。

 

 そのことをワシに気づかせてくれたこの小旅行は、ワシにとっては、きっと楽しかったという感想以上に大切な
意味を持ったものであったと思う。



 そう、いい休みじゃった。

「ふぁあ~……ぅん」

 ワシも、そろそろ眠くなってきたのう。

 もし眠ってしまっても、降りるときには誰か起きてくれるじゃろう。うん、そう信じることとしよう。ワシも浸
かれってしまったぞい。

 座席の上でもぞもぞと動き、全体重を背もたれに預ける。

 がたごとと揺れるバスのリズムをなんとなく心地よく感じながら、ワシは思う。

 こやつらと一緒なら、きっといつもよりいい夢が見れるじゃろう。

 何とも乙女な思考じゃな、と少し自分に苦笑しながら、しかし紛れもなく心地よいその考えに浸りながら。

 ワシはゆっくりと目を閉じた。



 休みの終わり。はしゃぎ疲れた高校生たちは静かに進むバスの中で、目的地までの時間を、幸せな笑顔で、そし
て幸せな夢を見ながら過ごした。

 もちろん、皆一緒に。



 

                 ~終わり~

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