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ある夏のような春の納涼術

2010年05月20日 20:54

8999


こんなことをやらかしながらも僕は元気です。たぶん。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
まあ、キリ番踏んだわけじゃないからいいかなぁ、と思いつつも自分が踏もうがなんだろうが関係ないかなぁ、と(ぁ


10000HIT用のSSに東方も追加しようと思って書いてたらいつの間にかにあと500人だそうです………皆ありがとう!
ぐずぐずしているとせっかくこの前書いたのがお蔵入りになってしまうので急いで公開;;



さてさて、今回は予告通り東方の短編です。
………実は書きかけていたものとは違うのですが(ぁ
最近の暑かったり寒かったりする気候のせいでどうもミスって厚着したり、ミスって薄着したりで体調崩しかけたりでイライラしたので勢いで書いた。
なんか季節感ないような気がするけど後悔はしていない(ぇ


↑この文章昨日書いてたら今日風邪ひいた………orz
のど痛いし鼻水でるし鼻かみすぎて耳が………;;


皆さんも体調管理には気をつけましょうね。





………最近地の文が全然おもしろくねえええええ!!
なんだこれは!?丁寧文すぎにもほどがあるだろう!?
敬語使いすぎると固くなってつまんないけど、言葉軽くすると乱暴に聞こえそうでなぁ……。
こういうところに文才って現れるんだろうな~、って思いつつ。修行中です。


そういえば今月、「sh@pple」最終巻が発売ですね~。
とっても好きだった小説なので終わってしまうのが残念すぎる………!
しかしキレイな終わり方をすることも望むのであって………こういうのって複雑ですよねぇ……。
でもとりあえずは、発売され次第買って読む!そして竹岡先生にお疲れ様と言いたいですね。
いい小説をありがとうございます。





というわけで東方の短編!
残念なことに話の流れ上射命丸が出せなかった(´・ω・`)

まあ、今まで長編ばっかりだったので初の短編らしい短編じゃないかなぁと思います。
短編が上手く書けるようになりたいな。
ギュルヴィさんの短編大好き。長編も好きだけどね!

レベルの高い短編が書きたいな♪、第一回SS!(違



小説はいつも通り追記から。
ご意見ご感想などなどお気軽にどうぞ!
コメントとか拍手を確認すると狂喜乱舞します。その日一日ご機嫌です。星崎超感激です。
ではでは前置きが長くなりましたが、楽しんでいただければ幸いです^^






 幻想郷。博麗神社。

 降り注ぐ五月の日差しに目を細めながら、神社の管理人である博麗霊夢は今日も縁側に座りサボ―――間違えた。お茶を飲んでいる。

 言い直さなくてもよかったかもしれない。

「…………何かどこかで失礼なことを言われている気がするわ」

 勘がいい女だと幻想郷内では言われている。

「まあ、そうかもしれないな。なんせ妖怪退治屋だ」

「別に恨まれるようなことはやってないわよ」

「わからないぜ。騒音被害に悩む住民の訴えかもしれないからな」

 そう言って、はははと笑う少女は霧雨魔理沙。白と黒のワンピースを着て、黒い三角帽子をかぶった所謂魔法使いスタイル。自称『普通の魔法使い』

「それにしてもあれね。暑いわね」

 まだ午前中だというのに強い日差しを睨みつける。

「どうしてか知らないけど最近は暑い日と寒い日が極端で困るわね」

 厚着しすぎて暑いわ、とぱたぱた扇いでいると魔理沙に変な顔をされた。

「お前いつも同じ格好してるじゃないか」

「さらしを二周り多く巻いたわ」

「霊夢、お前医者に行ったほうがいいぞ。頭か体のどちらかがやられてる」

「冗談よ」

 ふっと笑って再びお茶を飲む。今日は少し冷やしてみた。

「まあ確かに、普段と比べなくとも今日は暑いかもしれんな」

 魔理沙は帽子を脱いで空を仰いだ。風を通すように頭を振ると、長い金髪がわずかに揺れたが、確かに蒸れて暑そうではあった。

「時々思うけどあんたよくそんな厚着できるわね。暑くないの?」 

「暑いもんは暑いが……まあ、なんとなくだな」

「なんとなくでそんな暑苦しい格好したくないわね~………」

 だらだらとする雰囲気と流れる汗。う~ん、と唸っても涼しくなる方法は思いつかない。

 いっそ何か術でも使ってしまおうかとまで思ったとき、魔理沙がふと何かを思いついたような顔をした。

「………そうだ!霊夢はちょっとここで待っといてくれ」

「待っとくって……別にどこかに行く予定はなかったからいいけど、どこ行くのよ」

「まあまあ、すぐ戻ってくるからその時のお楽しみだぜ」

「ちょ、魔理沙!?」

 それだけ言い残すと魔理沙は箒に跨ってどこかへと一気に飛び去ってしまった。

「何なのよ、全く………」

 全く目的の見えない相棒の行動にため息をつきつつも、涼しくなる方法を持ってくるのならば大歓迎だとは思った。

 それくらい、とにかく今日は暑いのだ。





 ★☆





「連れて来たぜ~」

 魔理沙が飛び出していってからわずか十分と少し。再び魔理沙は何かを背負って神社へと戻ってきていた。

「連れて来たって………誰もいないじゃない」

「ここに居るぜ」

 そう言って魔理沙は背負っていた袋を地面に下ろした。

 袋は何度かもぞもぞと揺れたかと思うと、がばっと擬音がしそうな勢いで上部が半分に折れた。さながら、子供がクリスマスプレゼントを開けるときのように、しかもそれが内側から行われたように。

「は…………?」

 そしてそこから現れたのは――――――

「ぷわぁ!やっと出れた!何するのさバカ魔理沙っ」

「お前に馬鹿と言われるのは心外だな」

 氷の妖精、チルノ。

「まさかチルノを?」

「おお、連れて来るために行ってきたんだぜ」

「今のは連れて来るというより持ってくると言ったほうが正しそうね」

「まあ大して変わらないからいいだろ?」

「変わる!」

 ふむ、と霊夢は、怒って魔理沙に詰め寄るチルノを改めて見つめる。

 チルノは『冷気を操る程度の能力』を持っている。確かに、そう考えればこの暑い今日にはもってこいの能力とも言えるのだが………

「ねえ魔理沙」

「ん、何だ?」

「あたいを無視しないでよ!」

 わかったわかったとあしらう魔理沙にたずねる。

「まさかとは思うけどチルノにこの辺涼しくしてもらうとかそういうこと考えてないでしょうね」

 嫌な予感しかしないのだけれど。

「もちろん違うぜ。嫌な予感しかしないからな」

 どうも魔理沙も同感らしい。おそらくチルノに「涼しくしてほしい」なんて頼んだ日には神社が丸ごと氷柱になるに違いない。

「今日チルノに頼むのはな………これだぜ!」

 そう言って魔理沙が取り出したのは、三つの透明な皿。きれいなガラスでできていて、湯のみの口が広がったような形をしている。

「…………いや、『これだぜ!』って言われても………」

「いやいや、わかるはずだぜ?夏なら普通に見るからな」

「夏ならって、別に皿使うのに季節なんか………」

 と、皿をよく見てみると―――ああなるほど。 

「ああ、なるほどね。魔理沙もなかなか良いこと考えるわね」

「だろ?」

 口元に笑みを浮かべて褒める霊夢と、ニカっと笑う魔理沙。

 そして魔理沙は口を開いてこう言った。

「今日はカキ氷だぜ!」




   ☆★




「ほ~………なかなか見事なもんだな」

「でしょ!?アタイに不可能はないっ」

「なんか意外と器用ってのはちょっと悔しいわね」

「ふふん~、もっと褒めなさいっ」

「なあチルノ、おかわりくれ」

「べ、別にいいけど………なんかこき使われてるようn―――」

「あ、チルノ。シロップかけてやるぜ。どれがいい?」

「いちご!」

「ほ~い」

「慣れてるわね………」

「何のことだかわからないぜ?」

 もしかしていつもこんなことしてるのかしら、とも思える気がする。

 食卓につく霊夢たち3人の前に粉雪のような氷が見事に積まれた皿が置かれている。

 魔理沙が持ってきた色とりどりのシロップで味をつけてパーフェクトカキ氷。時々外のお寺のお祭りのときにあるようないい出来だわ。というかよく用意していたわね、こんなの。

「どうでもいいけど、何で今の季節にカキ氷なの?普通は夏じゃない?」

 今日も十分暑いから全然構わないんだけど。

「ああ、その理由は簡単だぜ」

 魔理沙がちらりと隣に座るチルノを見る。

「夏はチルノが役にたたないからな」

「なにをーー!」

 スプーンを手に握りながら怒るチルノ。あほなことやってないでその口の周りのシロップをぬぐいなさい。

「アタイはさいきょーだから弱い時なんてないもんっ」

「ほほう、じゃあ夏にもう一度頼んでみるかな。そのときにも、今日と同じくらいの氷が作れたら見直してやってもいいぜ」

「んあー!覚えてろよー!」

 涙目で怒るチルノとからかって笑う魔理沙。

 その隣で霊夢はしゃく、とカキ氷に匙を入れる。

 確かに、これはまた食べてみたい。是非、暑い暑い夏に。今日のように。今日よりも暑い日ならなおさら。

 スプーンに乗った、鮮やかな色の氷を一瞬だけ見て口に入れる。さらさらとした氷が舌の上で一瞬冷たさを主張し、すぐに溶けてなくなった。

 一口。もう一口。

 隣では、魔理沙とチルノが言い合いを続けつつもカキ氷を口に運んでいる。

 騒がしいような、静かなような。

 こういう時間も悪くない。

 そう思いながら、また一口、口に氷を運ぶ。

「うん、おいしい」

 それは季節外れに暑い春の、涼やかなひと時の話。 


     
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